的中率は35年で8割

ドル/円相場は1月の方向性と年間の方向性が一致する事が非常に多いという経験則があるそうだ.即ち1月の第一営業日から1月の最終営業日までに円安が進んだ場合,12月の最終営業日に1月の第一営業日と比べて円安に触れている場合が多く,逆の場合円高に触れている場合が多いということである.事実1974年から2008年までの35年間で28回がこの事例に該当する.1月の最終営業日と12月の最終営業日を比べても35年間で25回がこの事例に該当している.これは単なる偶然なのか?35回サイコロを投げて25回以上表が出る確率を正規分布表などを用いて計算したところ0.57%であり,これは偶然とは言い難い数字である.

的中率が高い理由を考える

最も有力な説としては次のようなものである.欧米の投資家は1月が年初であるので,1月の初頭に年間の為替シナリオを作成し,そのシナリオをもとにポジションを作る.欧米の年金からの買いが大体1月から3月までに集中するということも,1月に運用計画を立てている裏づけになると思われる.そして欧米の機関投資家が相場の方向感に大きな影響力をもっているため大体事がそのシナリオどおりに働くという算段である.なお当てはまらない年はプラザ合意であったりサブプライムローンであったりベトナム戦争終結で合ったりと大きな転換点である時が多い.