現在の民主党の政策はかなり危険(H22/2/26)

日本は慢性的な円高構造

日本は輸出より輸入が多いため慢性的な円高構造となっている.これは海外で製品を売ると外貨が手に入るが,それを日本円に換えて従業員の給料などを支払わなくてはならないためである.ここで外貨を日本円と換える必要性が出てくるが,多くの企業が日本円に換えたいと思うため(要するに円の需要があがるため),交換所(銀行)で外貨が過剰となり円が不足する.その結果円の価値が相対的に上昇し円高となる.
しかしこのまま円高が進めば何が起こるのか?順を追ってみる

1.円高になると日本での製造コストが海外と比べて上がるためその分製品のコストに転換せざるを得なくなる.

2.コスト面で韓国や中国の企業に比べ不利となり,日本の製品が売れなくなる.

3.日本企業はお金がないため研究開発費を削る,物が売れなくなることで雇用と賃金が減少する.

4.研究開発を怠るために科学技術が育たなくなり更に海外にものが売れなくなる,雇用と賃金も減少し内需も乏しい.

5.海外で日本製品が売れないため何年かたつと輸入が輸出を逆転する.

6.外貨の保有が徐々に減っていき,徐々に円安方向に触れてくる.ところがもはや日本の技術力がなくなってきているため円安になっても売れない.円安になると輸入も苦しくなる.日本は資源がなく,食料自給率も低いためこれは死活問題

7.外貨保有が尽き,国力も減少,次第にインフレ化,人々の生活が苦しくなる.

とまあこのようなプロセスになる.
あるいは2.でコスト面で不利になるから海外での工場建設を企業が加速させることになる可能性もある.むしろこれが現実的である.この結果日本企業が稼いだ利益は海外の労働者に流れるわけなので日本にとってはマイナスである.この結果日本では雇用がますます減り,全体の賃金が減少するため内需が低迷する.職を得られなくなった人たちが暴動を起こし治安は悪化する.企業は海外に税金を払うようになるため政府の赤字はますます増える.この結果日本は荒廃し,できる人は海外へ逃亡し,逃げ遅れた人や能力の無い苦しい生活を強いられる.

円高が進めば為替介入を実施すべし

上のような事態にならない為にも日本は為替介入にもっと積極的な姿勢を見せるべきである.為替介入を行う事で円安になると,日本の製品の利幅が広がり利益が出し易くなる.その結果景気が賃金が上昇し,雇用も活発となるであろう.更にその利益が研究開発にも周り益々企業の勢いが強くなる.デフレ脱却も近い.それにも関わらず藤井財務大臣は「為替には介入すべきではない」と宣言した,アホかと思う,一国の財務大臣がこれでは終わりだ.この藤井財務大臣の発言で円高が進行し日本の異常に低い株価が更に落ちることとなった.次の「円安が望ましいと発言した」管直人には若干期待が持てる.この発言に対して鳩山首相が「為替についてむやみに発言すべきではない」と戒めたが意味がわからない.国の政策で為替はかなり重要な部分を占めるはずであるのにその発言は本気で意味不明.

製造業派遣禁止の法案は撤廃すべき

実際に製造業派遣で働いている人のおよそ7割が反体している製造業派遣のそもそも発端は,企業が安い労働力を求めて海外へ移転して,日本の雇用が減少するのを防ぐためである.製造業派遣を禁止すると,製造業が海外への工場移転を加速してしまいますます失業者が増えるのは明白である.